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一般質問報告①~がん対策について

新年度になりました。いかがお過ごしですか?

今年は突然の衆議院選挙もあり、あっという間に4月になってしまった感があります。

 

さて、3月に一般質問しましたので3回にわけて報告します。

がん対策について

「室蘭がん対策推進条例」が施行されて昨年4月で丸10年が経ちました。

そこで、本市のがん死亡率やがん検診受診率の状況、アピアランスケア等について質問しました。

<本市の状況>

・本市の課題は、がん検診受診率が低く、国や道に比べがんによる死亡率が高いこと。

 

 平成25年から令和4年までの統計によると、国を100とした場合の標準化死亡比は120.7で、令和6年3月の国保データヘルス計画策定時の116.9よりも増加。

(※がんはいずれも国の平均より高く、特に「肺がん」が最も高い。)

 がん検診受診率(令和6年度)については以下のとおり。市のがん検診を受けていない職域検診(国保加入者以外)受診者数については把握していないが、多くの方が受診している傾向が分かった。

検診

対象人口に対する

受診率(%)

国保加入者の

受診率(%)

国保加入者以外の

受診率(%)

胃がん 2.4 5.6 1.4
肺がん 12.8 26.2 8.6
大腸がん  5.3 11.2 3.5
子宮がん 1.4 2.3 1.3
乳がん 3.2 4.2 3.0

<がん検診受診率を増やす取り組み>

★私が感じる課題

特定健診とがん検診をセットで受けることが受診率向上には必要だと考えるが、現状では情報が探しにくい。また、肺がん検診の受診率が高いのは、特定健診で受けられるほぼすべての医療機関で無料で受診できるからであり、同様にほぼすべての医療機関で受診できる大腸がん検診が肺がん検診よりも受診率が低いのは、有料であることや、再度検体を提出しなくてはならないことなど、障壁があるからだと思われる。また、国保ドックはオプションも入れるとすべてのがん検診が意思決定の負担なく選択できるが、事前情報が少なく、検診消極者にとっては予約のハードルが高い。

また、市立室蘭総合病院が数年後に閉院することからも、他の医療機関で受けれるようにすべき。しかも国保ドックは5000円で、そのうちバリウムによる胃がん検査(2,900円)と大腸がん検査(1,100円)合計4,000円分含まれており、とてもお得な内容になっている。

 

 

★答弁

・受診率向上施策ハンドブックを参考に効果的な事例について情報収集する。

・検診情報の発信については、特定健診と同時に受けようとするときに探しやすさ等に一定の課題があるので、庁内連携も図りながら研究する。

・SMSを用いた受診勧奨の導入については、庁内ですでに取り組んでいる分野もあるので、情報収集に努める。

・国保ドックの周知内容については、所要時間などの諸情報についても事前に知らせるように、わかりやすい周知に努める。

・国保ドックを他の医療機関においても受診できるようにすることについては、今後の受診見込みや実施可能医療機関の有無等を確認する中で今後検討する。

・他市における国保特定健診受診の際のがん検診無料化については、本市も似た取組を行っているので、今後も少ない自己負担でがん検診も特定健診と同時に受診いただけるよう積極的に発信する。(※実際は”似た取組”とはいえない。苫小牧市は特定健診受診者は5大がん検診が無料になる「タダとく健診」を実施)

<がんになっても安心できるまちづくりをめざすために>

★私の主張

 令和8年度から「治療と仕事の両立支援」が努力義務化。本市の企業においても、従業員の健康を守る制度の実施や登録制度による見える化を増やしていくべきは。また、札幌市のように「北海道がん対策サポート企業等登録制度」を北海道と連携して周知に努めるなどすべきでは。

 本市の会計年度任用職員に治して、治療と仕事の両立支援について「基本方針の表明と労働者の周知」を行っていくべきでは。

 アピアランスケアは、「がんの治療等で外見が変わっても、安心いして自分らしく生活を送ることができるよう支えるケア」のことだが、2025年度において全国の76%の自治体が実施。胆振管内では伊達市が助成開始。地域間格差をなくすためにも、本市においてもアピアランスケアの助成を検討すべきでは。

 

★答弁

 従業員の健康を守る制度の実施や登録制度による見える化については、離職防止や働きやすい職場づくりに繋がるので重要であると考えるが、制度の内容などは各企業の特色が現れるところなので、市が関与することは難しい。

(※札幌市が取り組んでいるように、本市においても取り組むことができると思うので、この答弁は大変消極的だと考える。)

 本市職員に対して、治療と仕事の両立支援に関する取り組みとしても、職員への周知に努める。

 アピアランスケアについては、非常に大切であることだが、助成については対象品目の設定など一定の課題があるので、国や道、道内他都市の動向を注視し、情報収集する。

<がん対策を進めるために>

★私の主張

受診率向上策、仕事と治療の両立、アピアランスケア等様々質問したが、多くは市民生活に関わることで、市単独で考えるよりも、がん対策推進条例を効果的に推進するために結成された「室蘭がんフォーラム」において、様々な立場から協議、研究し、更なるがん対策を検討すべきでは。

 

★答弁

「室蘭がんフォーラム」の力をいただきたいがんを取り巻く課題はまだまだ多くあると認識している。本市としては、事務局として構成員の意向を伺って参る。