こどもたちの健康とスポーツ環境について
1.こどもの視力について
令和6年度学校保健統計で裸眼視力1.0未満の者について質問しました。
室蘭市 | 北海道 | 全国 | |
小学校 | 38.6% | 38.1% | 38.6% |
中学校 | 51.8% | 58.3% | 60.6% |
就学時健診(6歳) | 39.9% | 25.2% | 24.0% |
室蘭市の6歳児は、北海道や全国平均と比較して、割合が多くなっております。
専門的知見も取り入れながら対策をとることを再質問で求める予定ですが、うっかりミスにより再質問ができませんでした。
事前のやり取りにより、割合が多いことを教育委員会も認識しているので、有効的な対策が取られることを求めていきます。
2.部活動の地域展開について
3.スポーツ施設の利用について
部活動は「地域移行」から「地域展開」へと変化してきています。
それは、地域に存在する人的・物的資源を活用しながら、地域全体で支えていくこと。既存の枠組みにとらわれない、新たな価値の創出と、より豊かで幅広い活動が可能になることを目指すため、であります。
要するに、今までは「部活動」という枠の中でしたが、今後は地域で行われている活動も対象とし、こども達の様々な活動の場を地域全体で支えていこう!というものだと私は理解してます。
そこで以下質問しました。
【質問】
現在の取組状況と今後の取り組み方は?
【答弁】
・令和8年度に準備た整った部活動から休日の活動を段階的に地域へ展開
・今年度は、実証事業の実施と推進計画を策定
・平日については、当面は学校部活動として継続する。
【質問】
令和8年度に実施する休日の地域クラブ活動の運営団体及び実施主体は?
【答弁】
地域の受け入れ体制が整うまでは、市が実施主体として活動場所の確保に努める。
【質問】
休日における移動手段は?自転車の検討はどうなった?
【答弁】
保護者の送迎など各自での対応が基本。
今後は公共交通機関の利用等も含め、協議検討する。
【質問】
既存の民間クラブを地域クラブ活動に認定する考えは?
【答弁】
部活動がない種目の受け皿となっている等、こども達のスポーツ・文化活動の重要な担い手であると認識。今後国から示される地域クラブ活動の定義や要件等のほか、市内の状況も踏まえ検討する。
【質問】
民間クラブの活動場所確保は?地域クラブ活動に認定されれば場所の確保支援を行うべきでは?
【答弁】
活動場所の確保に対してどのような支援が可能か、地域クラブ活動としての認定の枠組みと合わせ、関係団体の意見も伺いながら協議検討を進める。
【質問】
かつては部活動と存在していたけれど、なくなったため、やむなく市民が結成した民間クラブについては、来年度からの土日の地域移行に合わせて、先行して実証的に活動場所の確保支援を行うべきでは?
【答弁】
実証支援の先行実施については、支援対象となる団体の要件などの基準の整備のほか、活動場所の確保に際し既存部活動や他団体との調整や公平性の担保など、様々な課題がある。
まずは休日の地域展開の着実かつ円滑な実施を優先する。
その進捗状況を踏まえつつ、今後の支援の在り方について検討を進める。
【質問】
困窮家庭に対する支援として、就学援助の中にクラブ活動費がある。
地域クラブ活動においても同様の対応をとり、部活動との差額も考慮すべきでは?
【答弁】
地域クラブ活動については、受益者負担を原則とし保護者の皆様に負担していただくことを想定。
ただ、経済的な理由により活動をあきらめることが内容な支援は必要と考えている。
平日の部活動が継続している期間は、就学援助が継続されるものと考えているが、地域クラブ活動への移行後の支援について、国や他都市の動向を注視しながら、新たな支援の在り方について検討を進める。
【質問】
中学生以下の個人利用は無料であるが、専用利用は減免がない。
一方で少年野球団体が室蘭市少年野球場を使用する際は全額免除。
その経過と理由は?
【答弁】
専用利用を有料とした理由は、子育て世代の誰もが自由に利用できる個人利用と異なり、少年団等による専用利用の使用料を減免した場合、特定団体に所属する世帯みの負担が軽減され、使用料の減収分を多世代が負担することに繋がるため、
少年野球場は、「青少年スポーツ健全育成を目的とした施設」として減免。
【質問】
地域展開に合わせて、少年団等の活動場所確保や費用の支援についても並行して考えるべきでは?
【答弁】
まずは生徒の多様な選択肢の維持と確保、教員の負担軽減に向け喫緊の課題である部活動の地域展開を期限内にしっかり進める。