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第1回定例市議会報告(民生常任委員会)

すっかりご無沙汰していました。

もう令和5年度も終わりに近づいておりますね。

先日誕生日を迎え、45歳になりました。

新たな気持ちで取り組もうと決意したところです。

さて、3月25日に第1回定例会が閉会しました。

今回は一般質問はなく、民生常任委員会と予算委員会だけでしたが、なかなかハードでした。

順次、報告いたします。

ごみステーションの集約について

みなさんはご家庭のごみはどこに捨てていますか?

市内では、約2000軒/約6000軒が家の前に捨てる、いわゆる「軒先ごみステーション(ST)」となっております。

軒先ごみSTは短い間隔で設置されており、収集作業員は走って収集し続ける状況で、大変負担が大きいです。

持続可能なごみ収集運搬体制の構築のために、最も収集作業の負担が大きい軒先STの集約が必要です。

 

令和6年度は、幸町・本町・栄町をモデル地区として試験的に取り組みます。

4月から、住民への聞き取りにより、集約対象となる軒先STを確定。

5~6月に、道路管理者や収集事業者と協議のうえ、集約案を作成。町会にも説明。

6~7月頃、集約案を対象となる住民に説明、意見交換。

令和7年度の予算に新しいごみ箱等を計上。

ちなみに、新ごみSTの管理も市が行う予定。

共同STも集約に参加することも可。

 

 

令和8年度から5年間で本格実施地域(前期)として、絵鞆町、祝津町、母恋北町、母恋南町、輪西町。

令和13年度以降は残りの地域。

坂道や家が離れているなど、モデル地区とは地理的物理的状況が異なるので、その辺は留意しながら取り組むことを求めました。

また、他の地域では町会が管理しているところもあります。軒先集約地域だけが市の管理になる等、不公平な状況が生まれないようにしなくてはなりません。

 

いずれにしても、自分たちが出すゴミのことなので、ごみの減量も含めて、考えていかなくてはならない大切な課題です。

 

西いぶり広域連合における廃棄物発電

今年の10月に新中間処理施設が稼働。それに合わせて、ごみ処理施設での発電電力を西いぶり広域連合から小売電気事業者(日鉄エンジニアリング)へ売電し、室蘭市内の公共施設で共有を受ける事業がスタート。

自分たちが出したごみで作られた電気を自分たちが使う、エネルギーの地産地消が始まります。

メリットとしては

<環境面>

ごみ発電で発電された電力は、国が定める温室効果ガスの算定方法で「0」と整理。約880世帯分(4,110t-CO₂/年)のCO₂排出削減効果を有する。

供給先の公共施設のゼロカーボン化に貢献。

<経済面>

海外の化石燃料価格の上昇下落に左右されずらい。

<啓発面>

ごみが資源になること、ごみの分別の大切さなど、環境意識の醸成

などがあります。

 

国民健康保険料の限度額が2万円アップ

中間所得層の負担軽減のため、後期高齢者支援金等賦課分の限度額が、現行の22万円から24万円へ。

賦課限度額の合計は3つ合わせて106万円になります

(内訳:医療分65万円、支援金分22万円、介護分17万円)

 

低所得者に対する軽減判定所得が改定され、2割・5割軽減世帯の対象が少し広がります。

令和5年度での試算では

保険料増(限度額upによる)は57世帯

保険料減(軽減判定所得による)は4,609世帯

 

市立室蘭看護専門学院の定員を10名増

現在は、定員50名(医師会枠40名、一般枠10名)のところ、令和7年度入学生から定員60名(医師会枠40名、一般枠20名)となります。

増やす10名は、市立室蘭総合病院の看護師確保対策ともなっております。

これまで以上の受験生の確保、入学生の確保が求められております。