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議会報告

12月議会は15日で終了。

今回は一般質問に登壇しました。

①不登校について

②いじめについて

③授業時数について

④水産業やブルーカーボンについて

⑤高砂ベンゼン問題について

⑥こども食堂への支援について

①不登校については、校内教育支援センターの設置と学びの多様化学校(不登校特例校)の設置を求めました。

 

②いじめについては、スクールロイヤーの配置と重大事態への対応について質しました。重大事態になって初めて”いじめの認知”がされるケースが全国的にも約4割。寝屋川市のような首長部局にいじめの認知から解決まではかる組織やスクールロイヤーは、第3者の視点で判断することができ、早期のいじめの認知には必要な制度だと考えております。

また、スクールカウンセラーの市費による時間数の上乗せも求めました。気軽に相談でき、小さな変化を見逃さない、そういう第3者の視点を充分に発揮するためにも、道費のみの時間数では不十分。

 

授業時数については、会派視察でいった守谷市のカリキュラムマネジメントを中心に質問しました。教員や児童生徒がゆとりをもって学べるカリキュラムを求めました。

④水産業やブルーカーボンについて

漁業は室蘭の大切な第1次産業。世界では魚類の資源量が増加しているのに日本では減少しています。北斗文化学園インナーナショナル調理技術専門学校を会場として、オリヴィエ・ローランジェ国際料理コンクールの審査員をさせていただいたことをきっかけに資源管理の大切さを学びました。

日本も漁業法が改正され、科学的な知見やデータに基づく資源管理を目指すことにはなりました。

そういう現状から、室蘭での資源管理の状況や、市民へ資源管理の大切さをPRすることを求めました。

 

市長公約には「水産振興」とあり、その内容について質問すると、本市では多種多様な魚介類の水揚げがあるにもかかわらず、市民や観光客に知名度が低いのが課題。SNSの活用による情報発信強化を検討するなど、一層の認知度向上に取り組むそう。

 

室蘭名物は室蘭やきとりやカレーラーメンと肉類であり、第3の名物としてホタテチリバーガー等魚類の料理を推し進めることを求めました。

 

クロソイ養殖は断念しましたが、その後の養殖事業についても質問。今後は海藻類の養殖を検討しているそう。海藻はウニの実入りを良くするためだけではなく、ブルーカーボンとしてもとても重要。

 

あと、何をするにも後継者対策が必要。スマート水産業の技術や住居への支援など、新たな取組を求めました。

⑤高砂ベンゼンの問題については、9月にも質問したのでその後の状況について質問しました。

民地内の給水引き込み管周辺の土壌汚染調査(8軒の家から10検体)の結果、4件から油成分が確認。そのうち1軒から油臭。しかし、微量であったため油種の特定はできず。

補償金に給水管交換費用が含まれていることは、公平性に欠ける(居住形態によって給水管の所有者は状況が異なる)のではと質問したところ、現在は協議を継続中とのこと。

健康影響についても、ベンゼンの毒性により発症しうる病気については、医師からの因果関係の立証がなくても、発症した時点で補償の対象とする方向性で協議。精神的なストレスにより何らかの賞状を発症した場合も、市と事業者で協議を行い、補償の対象とする。

 

いずれにしても、漏洩量や漏洩範囲、漏洩期間が明らかにならないと話が進まないことから、科学的な知見に基づいた調査を行い明らかにすることを市から事業者に求めることを強く求めました。

⑥こども食堂への支援については、一般質問に合わせて民生常任委員会でも質問しました。

物価高騰が続き、資金的にも継続が厳しいところがあります。

来年度から「こども家庭センター」が設置されることで体制が強化されるとのことなので、現場の状況をよく見て聞いて、必要な支援をすることを求めました。

 

広報むろらんへ紙面への掲載の工夫や、研修の開催も求めました。